2022/12/19
一昨年当初から新型コロナウイルス感染症が全国的に波及し、この冬もコロナ感染者の増加傾向が見られます。コロナ感染発生当初から、対策として行っている、三密を避ける、マスク、手洗い、うがいなどの影響のためか、一昨年、昨年と夏風邪及び冬のインフルエンザウイルス感染症は少ない傾向でした。しかし、今年の夏には人の動きも再開されてきたためか、ヘルパンギーナ、手足口病などの夏風邪も流行しました。さらに今年の夏には、南半球でインフルエンザが増加していたため、この冬は北半球の日本でもインフルエンザの流行が危惧されます。
当クリニックにおける発熱患者さんをみてみますと、コロナ感染者やそのほかの感冒に交じって、先週から5名のインフルエンザＡ型感染者を認めています。発熱、悪寒（ぞくぞくする）、倦怠感（体がだるい）、せき、のどの痛みなどが認められる場合には、コロナウイルスと共にインフルエンザウイルスのチェックも重要と思われます。コロナウイルスおよびインフルエンザウイルス感染症対策としては、可能な範囲でワクチン接種を行い、マスク、手洗い、うがいを行い、三密を避けることが有用と思われます。
気温の低下、空気の乾燥に加え、色々な行事が重なりますが、体調管理にはご留意いただきますようお願いいたします。
なお、年末年始の診療は先にお知らせしたように、12月29日（木）から1月4日（水）までお休みをいただきます。また通常診療日の発熱外来に加えて、12月29日（木）の午前中は発熱外来を行い、1月5、6日の午後は2時から6時まで発熱外来を行います。受診希望の方はあらかじめ電話をいただきますようお願い申し上げます。
今年もあと少しになりましたが、本年も当クリニックをご利用いただきありがとうございました。皆様に素敵なクリスマスと、素晴らしい新年が訪れますように。さらに早くマスクを取って多くの方とお会いしてお話しできる日が来ますようお祈りいたします。
院長 波多野篤